外国人留学生地元就職促進事業内講義「地域連携キャリア研修」で外国人留学生が発表しました。
国際交流推進センターでは、令和3年度から外国人留学生地元就職促進事業を行い、外国人留学生の佐賀県を初めとする日本国内の企業への就職を支援しております。当該事業内の講義「地域連携キャリア研修」においては、日本企業の課題への対応を外国人留学生の視点から調査・研究するプロジェクト・ラーニング教育(課題解決型インターンシップ)を提供しており、参加学生は、企業から提示された課題解決学習を行うことで、情報収集力・多元的多角的分析力・客観的判断力を、またグループワークを通して、日本企業での就業に不可欠な他者に対する寛容さ、対人調整力、コミュニケーション力の涵養を目指しています。
令和5年10月から開講していた第Ⅲ期にあたっては、(株)ANDCO 様、(株)ワイビーエム 様、(株)ヤマコ 様にご協力いただき、それぞれの企業から提示された課題に対して、半年間をかけて調査・研究し、中間報告を経てブラッシュアップしてきました。
その成果として、この度、課題に対する提案についての発表を行いました。
発表日、協力企業、提案された課題は以下のとおり。
7月4日(木)(株)ANDCO 「生成AIが佐賀県の産業にもたらす影響について」
7月11日(木)(株)ワイビーエム 「異文化間の信頼構築について」
7月25日(木)(株)ヤマコ 「新たな海外販路の開拓について」
留学生たちの発表はいずれも質が高く、企業担当者の方へ新たな視点を与えるものでした。
彼らは、「地域連携キャリア研修」でプロジェクト・ラーニングの他、日本企業の文化・価値観、雇用慣行や日本の会社におけるキャリア計画を学習してきました。これらを実践する場として、今夏、佐賀県内企業での業務遂行型インターンシップに臨む予定です。