留学生チューター
目的
本学に在学する外国人留学生(以下「留学生」という。)の学習・研究の向上及び環境への早期適応を図ることを目的とし、留学生指導教員の指導のもとに、留学生に対し、日常生活サポートを中心に、日本語サポート、専門領域学習に関するサポート等を行うため外国人留学生チューター(以下「チューター」という。)を配置する。
対象となる留学生
原則として、日本に渡日後1年未満の留学生とする。但し、渡日後1年未満であっても、過去に日本に1年以上滞在したことがある者は除く。
チューターの資格
原則として、留学生が所属する専攻分野に関連のある正規学生の中から、留学生指導教員が推薦する者であること。
但し、外国人がチューターとなる場合については、日本での居住歴が1年以上ある者に限る。
チューターとして優秀と認められるものには、1名のチューターにつき2名まで留学生を担当することができる。
また、チューターの負担等を考慮し、留学生指導教員の判断で1名の留学生に2名のチューターを付けることができる。
チューターの手続
留学生指導教員からチューターの推薦を受けた学生は、下記により手続を行うこと。
最初の月のみ(3月又は9月) ※別の留学生のチューターとなる場合や、年度をまたいで継続する場合は、再度手続きが必要となるので注意すること。
- 外国人留学生チューター承諾書
- 銀行振込依頼書(日本語)
- 個人番号提供書
- 振込銀行口座通帳の口座情報記載面の写し(外国人がチューターの場合のみ)
- 在留カード両面の写し(外国人がチューターの場合のみ)
毎月提出するもの
(翌月の10日までに留学生交流室へ提出)
※3月の実施報告書については、3月中旬までに提出(対象者には別途連絡予定
- チューター実施報告書
→記入例はこちら (PDF 58 KB) - チューターの個人時間割(LiveCampus教務システムから印刷、画面コピー不可)
- 他の謝金受給に伴う実施報告書(他の謝金を受給した場合)
- 出勤表の写(同月内に佐賀大学で他の勤務があり謝金を受給した場合のみ)
チューター業務を実施しなかった場合は不要。
チューターの業務
- 日常生活サポート:学内外の案内、学内各課及び官庁等への同行及び諸手続の補助、生活立ち上げのための買い物の補助、宿舎探しの補助、新規渡日の際の迎え等
- 日本語サポート
- 学習サポート:留学生への講義説明・研究実験サポート、予習・復習・レポート作成の補助
- 学習・研究サポートであっても、危険を伴うものは行わないこと。
- 日常生活サポートであっても、自動車、バイクの運転アドバイス等は行わないこと。
- ただ一緒にいるだけではチューター業務にはならない。
- 生活立ち上げのための買い物について
- 他の買い物と区別するため、買い物の補助は留学生の入学月及びその前月のみを任務とする。
- (入学月の翌月以降の買い物に対する補助については、チューターの業務とはならない。)
- どのような点に重点を置くかは留学生の希望を踏まえ、指導教員と相談すること。
- 留学生指導教員からチューターの推薦を受けた学生は、留学生交流室からの指示に従い手続を行うこと。
チューターの心構え
チューターとして、留学生に接する場合は、以下の事に留意すること。
- 留学生の身になって接する。
- 温かい気持ちで留学生と接する。
- 日本式、日本流の考え方を強要しない。
- 人種的、宗教的偏見を持たない。
- 感情的にならない。
- 留学生を型にはめない。
- プライバシーを順守する。
- やさしい日本語を話す。
その他
チューターの業務には、謝金が支払われるが、単なるアルバイトとして義務的に手助けするのではなく、同じ佐賀大学の学生同士として、友人として支援するとともに、国際交流の姿勢で臨むこと。
ただし、チューター本人の過度な負担とならないよう、適度な距離を保つよう心がけること。
留学生が大きな問題(重い病気やメンタルな問題)に直面している場合は、学生だけで判断せず、必ず指導教員及び留学生交流室に連絡すること。
留学生交流室 (学生センター1階)
0952-28-8716 / 0952-28-8169
【その他 】
対面で支援する際はマスクの着用を徹底する等、常に感染拡大防止を念頭におきながらチューター支援を実施すること。
【外国人留学生チューターに関する問い合わせ】
留学生交流室
student-int☆mail.admin.saga-u.ac.jp
☆記号を@記号に置き換えて下さい
チューターは、留学生に対するサポートについて、あらかじめ指導教員の指導を受けるとともに、適宜、実施状況を留学生指導教員に報告すること。
実施期間・日時等
チューターの実施期間は、原則1年間。(前学期に入学する留学生に対しては、4月から翌年3月まで、後学期に入学する留学生は、10月から翌年9月までを想定。)
実施日時については留学生と協議すること。但し、チューター自身が受講する授業の時間を必ず優先すること。(※実施報告書で、チューターの実施時間と重複していないかを確認するので、授業の休講等事情がある場合は、時間割にその旨記載すること。授業を欠席してチューター業務をすることは認められない。)授業とチューター実施時間の間には、移動や準備のために5分以上の時間を空けること。
実施時間は、月20時間以内(学内の他の勤務も含め、1日に7時間以内(7時間はOK))とする。なお、勤務時間は連続して6時間を超えないこと。超える場合は、45分以上の休憩をとること。1回の勤務時間は最小で15分とする。
また、1名のチューターが2名の留学生を担当する場合の実施時間も、2名あわせて月20時間以内とする。また、1名の留学生に2名のチューターがつく場合の実施時間も、2名合わせて月20時間以内とする。
指導助言の内容
日本語、専門分野及び日常生活に関することが中心となるが、どのような点に重点を置くかは留学生の希望を踏まえ、指導教員と相談すること。
実施報告
- チューターは、実施した月ごとに「外国人留学生チューター実施報告書」に必要事項を記入し、指導教員の認印及び留学生のサインを得て、実施翌月10日までに留学生交流室へ提出すること。
- ただし、3月分は、3月中旬(別途指定する日)(それ以降の勤務はご相談ください)。
- チューター実施報告書は、業務を行った際に毎回記入すること。業務の内容は具体的に記入すること。
- 締切までに事前の連絡もなく報告書を提出しなかった場合は、謝金は支払われないため、注意すること。なお、年度末は、締切後の提出は受け付けられないので特に注意すること。
- 提出前に、「提出前最終チェック事項」を必ず確認すること。
- 実施報告書は省略せずできる限り詳しく具体的に記入すること。また、必ず、ボールペンか万年筆で記入し、消せるボールペンや鉛筆、シャープペンシルは使用しないこと。
訂正がある場合は、必ず2本線で消し、訂正印を上から押すこと。修正液は使用しないこと。訂正が複数になる場合、再度報告書の作成が必要となる場合があるので、極力訂正の無いよう注意すること。 - チューターの個人時間割を毎回添付すること。(教務システムからPDF帳票出力し印刷)
- 同月内に佐賀大学内で他の勤務を行い、謝金を受給した場合は、その出勤表の写を一緒に提出すること。
- 各書類は、ホチキス留めなどをせずそのまま提出すること。
- チューターを実施しなかった月については実施報告書の提出は不要。
謝金の支給
謝金は、1時間あたり900円とする。実施報告書に基づき、毎月の実施時間数に対する謝金をチューターに支給する。謝金は、月毎に支給することとし、所得税を源泉徴収した後、各チューターの指定口座に振り込む。
支払日は原則、チューター全員の実施状況を確認後に、実施翌々月の15日(15日が休日の場合は翌業務日)に支給する(例えば4月分は6月15日に支給)。不備があると、内容の確認に時間がかかり支払いが遅れるため、記入ミスのないよう留意すること。
留学生情報の把握
留学生の身分
- 正規生
- 日本人学生と同じように入学試験に合格し、学位取得を目的として入学した学生。
- 研究生
- 研究目的で短期間(3か月~2年)在学する学生。基本的に授業は履修しない。研究生のあと正規生に進学する者もいる。
- 交換留学生
- 海外の学術交流協定校に在籍し、短期間(3か月~1年)在学する学生。終了後は母国の在籍大学に戻って卒業する。佐賀大学交換留学プログラム(SPACE)の学生も含む。
カタカナの名前作成
市役所での住民登録、銀行口座の開設及び佐賀大学での情報登録時に、カタカナの名前が必要です。留学生の名前を耳で聞いて、発音が近いカタカナを当てはめて作ります。自己紹介も兼ねて、留学生から名前を聞いて、カタカナの名前を作成してあげましょう。※銀行口座の開設等でカタカナの名前が必要となります。
布団や日用品の買い物の補助
(注意:ここでいう「買い物」は、生活立ち上げのための買い物のことです。)
*お布団について:しまむら、グッデイで安価に購入可能です。
(セットで 4,000 円~6,000 円程度)
(大学からしまむらまで 1.7 ㎞ 徒歩 21 分、グッデイまでは 1.2 ㎞ 徒歩 14 分)
市役所での手続きの補助
- 住民登録
- 「住民異動届書」を留学生配布資料に入れているので、あらかじめ記入をしたうえで、パスポートを持って市役所へ行くこと。すでに日本国内に住んでいる留学生で佐賀に
引っ越してくる場合は、以前住んでいた自治体で発行された「転出証明書」と一緒に提出し、転入手続きすること。
市役所の窓口で番号札を受け取り、番号を呼ばれたら窓口で受け付け。申請書一式を提出して、必要に応じて住民票の写しの交付をします。
住民登録より 1 週間~10 日後、入国管理局より在留カードが郵送されます。在留カードが郵送されたら速やかに国際課へ写しを提出させてください。
*新千歳・成田・羽田・関空・中部・広島・福岡空港経由で入国した留学生は、在留カードをすでに持っていますが、住民登録は必要です。 - 国民健康保険
- 自国で個人的に保険に加入している学生も必ず手続きの上、加入してください。住民登録をすると、自動で加入となります。
国民年金国民年金の支払い義務が生じますが、免除申請をすることで、支払わなくてもよくなります。市役所で必ず手続きをしてください。特別聴講生の場合は、学生証は不要です。
*学期初めは非常に込み合うので、朝の早い時間帯に行くことをお勧めします。
留学生の銀行口座開設の補助(ゆうちょ銀行推奨)
口座開設は任意ですが、奨学金をもらう場合は必ず口座を作ってください。ゆうちょ銀行なら渡日後すぐに開設できます(国費留学生はゆうちょ銀行必須)。住民登録をした際、住民票を発行してもらい(有料)、それと学生証をもって口座開設する。すでに在留カードがあり、住民登録済みの場合は、住民票は不要です。学生証の配布前に口座開設をする場合は、入学許可証等の通知書が必要です。
※ゆうちょ銀行以外の銀行では、渡日後6か月以上経過しないと口座開設できません!!
※金融機関によっては、口座の開設に印鑑が必要な場合があるので、事前に電話等で確認してください。
国際交流会館・民間アパートの入居手続き補助
- 国際交流会館に住む留学生は、誓約書と入居届を国際課に提出。
- 民間アパートに住む留学生のチューターは、できるだけ早く生協でアパート契約の手続きをしてください。ほとんどの契約の際に保証人が必要です。大家さんが佐賀大学の保証条件に合意し、留学生が「留学生住宅総合補償」(保険)に加入する場合に佐賀大学が保証人になります。「保証人願」「保証書」様式が留学生への配布資料の中にありますので、①保証人願 ②契約書 ③保証書を国際課に提出してください。翌日以降、「払込票」を渡しますので、国際課に取りに来て、セブンイレブンで保険料等を入金してください。国際課で入金を確認したら保証人の手続きをしますが、1週間程度かかるので、そのころに国際課に保証書等を取りに来て、生協に提出してください。
国際課での手続き等の補助
- 留学生を指導教員のところに案内。
- 在留カード両面の写しを国際課へ提出。留学生へは事前に通知済み。提出期限:入国後速やかに
- 奨学金をもらう留学生は、銀行振込依頼書(様式配布済み)と通帳の口座情報記載ページの写しを国際課に提出。また、毎月初めに国際課で在籍確認のための署名が必要。
- 交換留学生の一部は学部の授業を日本人学生と一緒に受けるので、どの授業を受講すればいいか等のアドバイス。
- 交換留学生の履修登録は web ではできないので「履修届」に手書きで記入して、締切日までに国際課に提出。留学生へは各プログラムのオリエンテーションで説明あり。
- 新入留学生オリエンテーション、PCオリエンテーションは全員参加。できる限りチューターも一緒に参加。
- 学生証:正規生・研究生は教務課で、それ以外はPCオリエンテーションで受取り。
- 健康診断は必ず受診が必要。
- 入学手続き時に授業料免除や入学料免除を申し出ていた場合は、学生生活課に案内して手続きを補助。
その他
- 入学手続等の補助
- 履修登録等の補助
- 学生証の受け取り(正規生・研究生は教務課、それ以外はPCオリエンテーションで受け取り)
- 日本の文化・慣習についての説明
- ゴミの出し方の説明
- キャンパス内や周辺の施設の案内等