夏季休暇期間中における動植物検疫の徹底について(文部科学省より協力依頼)
果樹等の重大な病害虫であるミカンコミバエ種群及び火傷病並びに家畜の重大な伝染
病であるアフリカ豚熱(以下「ASF」という。)、口蹄疫等の侵入防止に関し、関係
省庁の皆様には多大なる御協力をいただいていることに改めて感謝申し上げます。
植物検疫については、中国・韓国においてりんご・なしの火傷病の発生が拡大し、動
物検疫については、アジア諸国でASFの発生が拡大し昨年12 月以降は韓国釜山の野生
いのししで相次いで感染が確認されるなど、日本で未だ発生していない病害虫や伝染病
が近隣諸国で拡大しています。
また、日本政府観光局の統計によると、2024 年の月別訪日外客数は、2月~6月の5
か月連続で新型コロナウイルス流行前の2019 年を上回り、月300 万人前後で推移してい
るところです。特に2023 年7月以降の韓国からの訪日客数の伸びが著しいこと、中国か
らの2024 年の訪日客数が2019 年同月比の7割程度まで回復していることから、上述の
植物の病害虫や家畜の伝染病の日本への侵入リスクが極めて高まっている状況です。
夏季休暇期間中には訪日外客だけでなく日本人観光客も多く海外に渡航することが想
定されます。このため、植物防疫所及び動物検疫所では、入国者に対する植物・畜産物
の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品及び国際郵便物の検査等を強化するとと
もに、各地でキャンペーン等の啓発活動を行うこととしています。
貴省におかれましては、今後も円滑に動植物検疫措置を実施するため、下記について
御協力いただきますようお願い申し上げます。
記
引き続き、植物の病害虫及び家畜の伝染病の侵入防止に係る取組に御協力いただくと
ともに、以下ウェブサイトの動画・情報や別添のリーフレットを参照いただき、長期休
暇に入る外国人留学生を含む学生に対する周知及び注意喚起を実施すること。
(参考)
〇植物防疫所ウェブサイト
「よくあるご質問(海外からの持ち込み編)」
https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/oversea/faq/index.html
「植物にも検疫が必要です(旅行者(携行品)」
https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/keikouhin.html
「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制」
https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ikuni/index.html
○動物検疫に係るウェブサイト
動画「海外からの家畜伝染病を防げ!」
(15 秒版)https://youtu.be/o5NWjzQpFpA
(30 秒版)https://youtu.be/9fMloJkOkBo
「輸入動物検疫等に係るよくあるお問い合わせ」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/FAQ.html
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html