国際連合大学学長らが兒玉学長を表敬訪問

 チリツィ・マルワラ 国際連合大学学長・国際連合事務次長、山口しのぶ 同大学サスティナ     ビリティ高等研究所所長、堀尾多香 同研究所大学院プログラム事務局長ら3名が7月9日(水)に佐賀大学を表敬訪問され、一行を本学の国際展示ルームでお迎えしました。表敬訪問では、 兒玉浩明学長から歓迎の挨拶を述べ、これに対してマルワラ学長から歓迎に対する感謝の意が表明されました。その後、兒玉学長から佐賀県の伝統工芸品である有田焼のお皿が記念品として贈呈され、記念撮影が行われました。

 続いて行われた本学の特徴ある研究紹介では、早川智津子 国際交流推進センター副センター長から本学の概要が説明され、池上康之 海洋エネルギー研究所長から2030年までに国際連合が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)推進に向け、本学が取り組んでいる海洋温度差発電(OTEC)や、発電に利用した海洋深層水の複合利用、安定供給可能な再生可能エネルギーとともに産業 振興を実現している「久米島モデル」についての紹介が行われました。また教育用の模擬装置を用いた海洋温度差発電の仕組みの紹介も行われ、マルワラ学長らは、本学の海洋温度差発電の 研究が日本のみならず世界の持続的発展に貢献している点に深い関心を示されていました。

 訪問の最後には、マルワラ学長らと本学の日本人学生や留学生との懇談を行い、本学理工学部の学生で構成された国際交流活動組織「STEPs」や日本人学生と留学生が主体となって国際交流の場を創出する「グローバルサポーターズ」から、英語による活動紹介が行われました。また、  マルワラ学長および山口所長からは、SDGsの達成に向けて若者が積極的に関与することの重要性について、学生たちに向けたメッセージが送られました。これらの交流は学生たちにとって、今後の学びや国際活動への意欲を一層高めるものとなりました。

 表敬訪問は終始和やかな雰囲気の中で行われ、今回の訪問は、本学と国際連合大学との間での連携強化の可能性を広げる、非常に重要な機会となりました。

   マルワラ学長(左)と兒玉学長(右)
国際連合大学ご一行(前列左3名)と兒玉学長(前列右から2番目)、豊田研究担当理事(前列右)
国際連合大学ご一行(前列左3名)と兒玉学長  (前列右から2番目)、豊田研究担当理事(前列右)
国際連合大学ご一行(前列左3名)と兒玉学長(前列右から2番目)、豊田研究担当理事(前列右)